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試合で安定感がない、勝つ時と負ける時の差が激しいという選手に是非身につけてほしい技術があります。
しかし、ツッツキとブロックを極めることによって、大きなリターンを得ることができます。
ツッツキとブロックといえば、非常に守備的な技術だという認識があります。
しかし、これは大きな間違いです。
なぜなら、ツッツキを攻撃的に打つこともできるし、ブロックにも攻撃的なブロックが存在するからです。
多くの人は、ブロックをするというと「攻められている」という感覚になると思いますが、逆に言えば相手に打たせて自分がブロックするという展開もあり得るのです。
このように積極的にツッツキやブロックを駆使していけば、それは積極的な守備であり攻めているということになります。
ツッツキとブロックを使うと安定して試合に勝てるようになる理由を以下でお伝えさせていただきます。
安定して勝てる理由1:守備的な技術は調子の影響を受けにくい
ツッツキやブロックといった守備的な技術は、安定させやすい(入れやすい)というメリットがあります。
下回転系のボールに対してはすべてツッツキで返せるし、上回転系のボールはすべて角度を合わせるだけのブロックで返せます。
しかし、一方で攻撃技術となるとそうはいきません。
攻撃技術、たとえばドライブはどうしても自分がミスをするというリスクを伴うし、調子の良し悪しを受けやすいです。
あなたも、「今日はドライブが全く入らなくて負けてしまった」ということはないでしょうか?
もちろん、攻撃技術を安定させる練習は絶対的に必要です。
ループドライブなどを駆使すれば調子が悪くてもドライブを安定させることもできます。
だからといって、ミスのリスクが完全になくなるわけでありません。
安定して勝つためには、ツッツキとブロック技術に優れていることが望ましいです。
リスクをおかさなくてもよい相手に対して安全に勝ちに行ける。
調子の良し悪しを受けにくいツッツキとブロックを極めておくことは、あなたにとって大きなアドバンテージとなるはずです。
安定して勝てる理由2:戦術の幅が広がる
ツッツキとブロックを鍛えれば、安定して勝つことができるわけですが、
その理由の1つとして戦術の幅が広がるという点があげられます。
卓球では、すべてのボールを攻撃できるわけではありません。試合の半分は守備を使うといっても過言ではないからです。
守備をしなければならない時に、相手に守備をさせられているのか、積極的に守備を行っているのかでは大きな違いがあります。
自分の守備技術が優れていれば、自信をもって相手に打たせてとるということも可能です。
一方、自分の守備技術に自信がなければ、攻撃されるときは常に「相手に打たれている」という感覚になってしいます。
こうなるとドツボにはまり、「相手に打たれたくないから先に打つ」といった逃げの攻めになり、自滅してしまうのです。
中級レベルでは、この守備技術の有無が勝敗を分けることは少なくありません。
安定して勝てる理由3:攻撃する余裕が生まれ、調子を上げていける
安定して勝つてる理由の3つ目は、攻撃する余裕が生まれることです。
ツッツキとブロックを極めて、相手がリスクをおかす必要のない相手だったとしたらその試合は完全に勝てるでしょう。
攻めなくても勝てる相手はどうやっても勝てる相手であります。
そういう相手とやって、「最悪は守備だけで勝てる」という状態になれば、ミスを恐れずに攻撃していけるだろう。
逆に、守備技術に自信がなければ、攻撃しなければ勝てないという錯覚に陥り、調子がでないとミスを連発して負けてしまいます。
守備技術を鍛えることで、メンタル的に安心感を得ることができるのは間違いないでしょう。
攻撃技術がメンタルの影響を非常に大きくうけてしまうから、
こういった守備的技術を鍛えて緊張した時でも常にアベレージの実力を高い状態を保つことができれば理想的だと思います。
我流卓球理論より 一部語尾修正